2011/05/21

トピック:殺人事件の捜査に携わる考古学者

犯罪捜査は、考古学の調査に似ている側面があると言われている。

アメリカのオクラホマ州では考古学者が犯罪捜査にかかわっている例があるそうだ。

オクラホマの考古学調査の団体は犯罪捜査のチームを組織し、殺人事件の被害者の遺体の調査が法的に行われている。

このような調査は、crime scene archaeologyやForensic Archaeologyと呼ばれている。
「事件現場考古学」、「犯罪捜査考古学」とでも訳すべきだろうか。
オクラホマ州の市警察によれば、昔の恋人によって殺害され、ノーマン(オクラホマの地名)で裏庭に埋められた女性、Angela Biggersの発見にも、考古学者のグループによる援助があったという。

また、ブランチャード(オクラホマの地名)警察でも、昨年遺体の発見で考古学者グループがかかわっている。

「我々警察がどこかに遺体が埋まっていると思っていても場所が特定できないとき、考古学者グループはしばしばピンポイントで遺体の在り処をつきとめることができる。警察が遺体の場所を突き止めている場合でも、彼らは事件現場を荒らさずに遺体を地中から掘り出す方法を心得ている」とオクラホマ市警察のGary Knight氏は語っている。

発掘された遺体は、検視官に引き渡される。
そしてすべての物的証拠は法的機関に提出することになっている。

すべての事件に関与しているわけではないが、考古学者はアメリカ合衆国の様々な機関から要請を受けるようになりつつあるという。

At the crime scene dig

海外では事件現場の考古学に関する書籍が数多く出版されている。




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