2011/04/19

イギリス・カンブリアのローマ時代の住居を復元

イギリス・ウェールズのカンブリアにあるローマ時代の住居址で調査を行っている考古学者が、その絶頂期の様子の詳しい紹介を行っている。

遺跡はブロアムの近くにあり、2008年に下水のパイプライン施設のための工事を行っていたユナイテッド・ユーティリティース社のエンジニアが発見した。


遺跡には丸太による建物と道が残っており、紀元後1世紀に遡ると考えられている。

オックスフォード隊が遺跡を調査しており、要塞に付属する民間人のための居住区だったとされている。

この発掘の過程で、ゲームのカウンター、宝石、硬貨、飲用の容器などが出土した。

この居住区はブロカブムと名づけられ、専門家たちは現在遺物の詳細な分析の準備を行っている。

また、地元の博物館で遺物を永続的に保管することが求められている。

オックスフォードの北方ローマ人考古学の専門家であるJohn Zantは、「居住は紀元後200年から300年の100年そこそこしか利用されていない」と述べている。

「建物は丸太で枠を作って間を編み枝と粘土で充填しているが、腐敗を避けるために左岸による低い基礎の上に壁が建てられている」

パイプライン工事は未だ完結せず、ユナイテッド・ユーティリティース社のプロジェクト・マネージャー、 Connell O'Donnell氏によれば、エンジニア達は考古学者と手に手を取り合って仕事を進めているという。

「こんな考古学的発見は誰も予想していなかっただろう」とO'Donnell氏。
「本当にすばらしいことで、パイプラインについても予定通り作業を終えるように尽力している」

Experts build picture of Roman settlement in Cumbria

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