2011/04/27

絶頂期のファラオの巨大石像発見 エジプト・ルクソール



エジプト・ルクソール西岸にある、古代エジプト新王国時代のファラオ、アメンヘテプ3世の葬祭殿で、このファラオの巨大な石像が発見された。

石像は高さが13mあり、葬祭殿の北側の入り口に立てられていた2体の内の1つ。
現在はこの像を中心に発掘が行われている。



石像は7つの大きな珪岩のブロックから構成されており、頭はまだ見つかっていない。
エジプト考古省によると、この像は1928年に一度発見されていたが、場所がわからなくなっていた。次回の発掘調査で、もう1体も発見されることが期待されている。


発掘調査の現場主任Abdel-Ghaffar Wagdi氏は、他にも2体の石像が出土しており、1体はヒヒの頭を持つトト神、もう1体は高さ1.85mのライオンの頭を持つ女神セクメトの像である。

アメンヘテプ3世は有名な少年王ツタンカーメンの祖父にあたり、紀元前14世紀のエジプトの新王国時代の絶頂期に、南は現在のスーダン、北はシリアに至る大帝国を統治した。

アメンヘテプ3世の葬祭殿はおそらく洪水によって大部分が破壊されている。
また紀元前27年に起こった地震でも被害を受けた。
しかし、遺跡からは考古学的発掘によって多くの遺物や像が発見されており、2009年3月には2体の黒色花崗岩のアメンヘテプ3世像が発見されていた。

Enormous statue of powerful pharaoh unearthed

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