2011/04/21

トピック:2100年までに人類が生き残る確率50%? 天文学者の見解

天文学者Martin Rees卿は、今週のエジンバラでの討議で、人類の文明がが2100年までに人災が起きることなく生き残る確率は50%である、という警告を発する予定だという。

Rees卿によると、人類は自らが招いた問題、たとえば地球温暖化や過度の人口増加の脅威にさらされているだけでなく、アルカイダ型のテロリストグループが核兵器を所有することがありえるという。



2011年のエジンバラ国際科学祭の最終回で、Rees卿はスコットランドの王立天文台長、John Brown教授と、「天空の炎:宇宙からの脅威(原題:Fire in the Sky: Cosmic Threats to Earth)」という題目の議論を行う予定。

Brown教授は小惑星の地球への衝突のように、宇宙からの偶然の出来事による脅威について議論を行っているが、科学者達はそれに対してさまざまな意見がある。

Rees卿はこう述べている。「現在は何万にも及ぶ核爆弾による全滅は阻止されているが、今後はそうはいかない。今世紀半ばまでには新しい超大国による孤立化で地球規模の政治的再編が起こり、コントロールできなくなる。これはユーバのミサイル危機の時のよりも、対応しづらいことになる。そして小型の核兵器が増大し、地域に限定された使用が行われるだろう」

「さらに、アル・カイダ方式のテロリスト達はいつか核兵器をてにするかもしれない。その場合、彼らは自分を巻き添えにしてでも街中で使用して何万もの人々を死に追いやることをいとわないだろう。そして何百万の人々が彼らを”英雄”と呼ぶだろう」

その他にも、21世紀には人口増化があらたな問題として浮上することもRees卿はいっている。

Brown博士は一方で別の方向の危険性を指摘する。

「小惑星の衝突は平均して1千万から1億年ごとに起きている。最後のものは6500万年前だから、我々が生きている間はまだないだろう。太陽の磁気嵐によって引き起こされる太陽フレアは、衛星通信網を破壊し、GPSを使えなくしてしまうだろう。これは世界の4分の1のエネルギー供給を駄目にするので、何百万の人々を危機に陥れる可能性がある」

「太陽フレアの方が小惑星の衝突よりも可能性は高いが、衝突ほど重大な問題ではないだろう」

Astronomers look into the future and see end of world in just 90 years

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