2011/08/06

世界遺産の要塞都市ゴールでオランダ統治時代の部屋を発見 スリランカ


スリランカ南西の先端部にあるオランダ植民地時代の城塞都市ゴールで、これまで知られていなかった部屋が発見された。
部屋は時計塔の基礎の下にあり、何世紀にも渡って密閉されたままの状態だった。
要塞都市ゴールの空からの写真
牢獄、もしくは武器庫として使用されたと考えられている。
部屋の中には2つの個室があり、壁はサンゴ、石灰、粘土によって作られていた。



ゴールのオランダ城塞ではこのほかに14の同様の部屋があり、イギリス統治時代にリフォームされている。
しかし、新たに発見された部屋は手つかずの状態であると、調査にあたっている考古学者は述べている。

部屋の中には30~60cmほどの土が堆積しており、今後発掘が行われる予定だ。

この遺跡は「ゴール旧市街とその要塞群」として世界遺産に登録されている。
この都市はオランダ植民地時代の18世紀に大きく発展した。
ヨーロッパ人が南アジアや東南アジアに建設した城塞都市の典型的な例であり、ヨーロッパ建築と南アジア地域の伝統が混在している。

Ancient bunker discovered in Sri Lanka's Galle Dutch Fort

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