2011/08/03

イラン南東部でアケメネス朝ペルシア帝国の宮殿を発見


イラン南東部のシスタン・バルチェスタン州にあるダハナ・ゴラマン(Dahaneh Gholaman)遺跡でアケメネス朝(紀元前550~前330年)の宮殿が発見された。
発見された宮殿跡 Credit: Press TV
世界遺産になっているペルセポリス(タフテ・ジャムシード)やパサルダガダエのアケメネス朝の宮殿とダハナ・ゴラマン遺跡の構造物を比較することで、アケメネス朝時代のものであるということがわかった、と発掘の主任を務めるKourosh Mohammadkhani氏が述べている。

ダハナ・ゴラマン遺跡は54の古代の構造物があり、その大半は1959年と2008年に発見されている。

ペルセポリス、パサルガダエはともにイランのファールス州に位置している。
ペルセポリスはダレイオス1世が建設した宮殿群であり、紀元前331年にアレクサンドロス大王の攻撃によって破壊され、廃墟となった。

パサルガダエはペルセポリスの北東約87キロメートルにあり、アケメネス朝ペルシャ帝国最初の首都で、紀元前546年にキュロス2世によって建設が開始された。
キュロス2世の墓と伝えられている建造物が残っている。
土木工学における最近の研究によって、パサルガダエの建造物は震度7の地震でも耐えうる設計になっていたことがわかっている。。この建築方法は、原子力施設で今日も多くの国が採用している方法であり、また、日本のような巨大地震が頻発する国で用いられている免震方法である。

Achaemenid palace found in Iran

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