2011/06/07

メキシコ・古代テオティワカンの地下に120mの巨大トンネルを発見

トンネル発掘の風景
メキシコの古代テオティワカンの地下で、地中レーダーによって巨大なトンネルがあることが明らかになった。

トンネル発掘は完了していないが、レーダーによれば120mの長さがあることがわかっており、末端にはいくつかの部屋があるようだ。



このトンネルは地中13mのところにあり、2003年の大雨で、水が小さな穴に吸い込まれていったことで存在が確認されていた。

メキシコ人類学・歴史研究所の考古学者Sergio Gomez Chavez氏は「トンネルの最後にはいくつかの部屋があり、メソアメリカ文明の支配者の遺物が含まれている可能性がある」と述べている。

「21世紀の中で最も重要な考古学的発見の一つになるだろう」と氏は豪語している。
「テオティワカン文明では、彼らの考える宇宙・世界のレプリカを建設していたことが知られている。このトンネルは、地下世界の復元ではないかと想像している」

テオティワカンは巨大な太陽と月のピラミッドや、宮殿、神殿、住居、工房、市場、大通りなどがあることがわかっており、発達した都市の様相を呈している。
紀元前100年頃に建設され、紀元後8世紀まで存続していたと考えられている。
先スペイン期の北アメリカでは最も影響力があった文明と考えられており、人口は最大時で20万人もいたとされている。

調査は100年以上も続けられているが、まだほんの5%しか発掘が進んでないという。

Archaeologists find 120m tunnel leading to funeral chambers deep below ancient Mexican city

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