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2012/03/29

古代ギリシアの医学の神アスクレピオスの聖域を発見

ギリシア中央部の高速道路建設に伴う発掘調査で、古代ギリシアの医学の神、アスクレピオスの聖域が発見された。
遺跡はアテネから北へ200km、古代の港街ダフノウンタ(Dafnounta、現在のラミア市付近)の近郊に位置している。
アスクレピオスの像(ナポリ国立考古学博物館所蔵)
紀元前5世紀に年代づけられるもので、アスクレピオスの祭祀に関わる遺跡では最古級のものであり、これまでギリシアで発見されたものの中では最も保存状態が良いそうだ。平面の規模は30m×15mある。

2011/10/19

壺に残るDNAの分析から交易品を復元 古代ギリシア

古代ギリシアの船に積まれていた貯蔵用の壺のDNA分析から、古代ギリシア人がワインだけでなく、様々な食料の交易を行っていたことがわかった。
交易に使用された壺(アンフォラ)
地中海にあった沈没船から発見された9つの壺から、野菜、ハーブ、木の実の存在が分析によって検出されたという。
今後、様々な時期の遺物に対してDNA分析を行うことで、地中海域における交易マーケットの展開をより詳細に知ることができるかもしれない、と分析を行った研究者らは述べている。

2011/10/12

デジタル技術で甦る海に沈んだ都市 ギリシア・パヴロペトリ

 庭付き一棟二軒の家、庭に干された服、壁や道路・・ギリシア南東岸にあった青銅器時代の郊外の都市パヴロペトリの姿が、デジタル技術を駆使して3次元で甦った。
パヴロペトリは海中から発見された5000年前の都市であり、道路、建物、墓を含めた街全体の構造が、ほぼ完全な姿で残されていた稀有な例である。
街への居住は紀元前2800年頃から開始され、海中に沈んだのは紀元前1000年頃と考えられている。

2011/08/18

トルコ南西部でヘレニズム期の劇場を発見


トルコ・マグラ県の南西にあるボドラム(Bodrum)で紀元前400年に建設された古代の劇場が発見された。

トルコ・ウルダグ大学考古学科のDerya Sahin博士によると、劇場は古代ギリシアの都市ミンドスの発掘中に確認されたもの。
劇場はヘレニズム期に属するもので、巨大なものであるとSahin博士は述べている。

2011/07/21

世界屈指の古代遺跡に戦争の危機 リビア

リビアは5つの世界文化遺産を有し、古代ギリシア、ローマの極めて残存状態の良い遺跡に恵まれている。
この古代遺跡の保存修復・復元作業を行う国際的なプロジェクトが立ち上げられているが、2011年に始まったリビア騒乱が行く手を阻んでいる。

リビア北東部のシャッハート村は最近反政府デモがあった場所であり、現在反政府軍の支配下にあると言われている
ここはキュレネと呼ばれる古代ギリシアの植民都市がかつてあったところで、リビアおよび地中海世界においても群を抜く巨大な遺跡が残っている。
リビア東部は「キレナイカ」と呼ばれることがあるが、これは古代都市キュレネの名にちなんでいる。
キュレネ遺跡

2011/07/16

ブルガリアでアポロン神の姿が刻印された青銅の硬貨を発見

ブルガリアの考古学者がギリシアの神アポロンの姿を描いた紀元前4から3世紀の青銅製硬貨を発見した。
ブルガリアの南東部、黒海岸の町ソゾポルの近くにある、聖マリナ丘陵を発掘している際に出土した。
聖マリナ丘陵の発掘調査の様子

青銅製の硬貨は片方にアポロン神の横顔が描かれ、もう片方にはオンファロスに座るアポロンの姿があった。
オンファロスとは、「大地のヘソ」と呼ばれ、地球の中心と考えられていた古代の石造の宗教的な遺物である。

2011/07/15

ギリシアのオリンピア崩壊の原因は巨大津波だった 新説の登場

ギリシアのペロポネソス半島にある古代都市オリンピアは有名なゼウス神殿がかつてあった場所であり、古代ギリシアのオリンピック競技の開催地であった。
このオリンピアはこれまで地震と河川の氾濫によって崩壊したとこれまで考えられてきたが、実は内陸部にまで及ぶ津波が繰り返し押し寄せたのが崩壊の原因である、という説が提出された。
ドイツ隊によるオリンピア発掘の様子
オリンピアの津波による崩壊説は、ドイツのヨハンネス・グーテンベルグ大学地理学研究所のAndreas Vött教授によるもの。
Vött教授とその研究チームは、過去11000年間の地中海東部の沿岸部で起こった古代の津波を研究しており、そのプロジェクトの一環としてオリンピア遺跡で調査を行った。
教授の報告では、地形学的、堆積学的な見地から、オリンピアとその周辺は津波によって破壊されたことが示されているという。

2011/07/13

大西洋のアゾレス諸島でカルタゴ人の遺跡を発見

ポルトガル考古学調査協会(Portuguese Association of Archeological Research:略称APIA)は、ポルトガル領のアゾレス諸島において、紀元前4世紀以後のカルタゴ人による女神タニトの神殿を発見した。
アゾレス諸島はポルトガル沖約1000kmの大西洋上にある。
1427年にポルトガル人によって発見される前のアゾレス諸島における人類の足跡は、これまであまり知られていなかった。

遺跡はテルセイラ島のモンテ・ブラジル、アングラ・ド・エロイズモで発見された。
APIAの考古学者Nuno Ribeiro氏とAnabela Joaquinito氏によれば、5つ以上の地下神殿と、少なうとも3つの岩を掘ってつくられた聖域が発見されている。
地下神殿

2011/07/11

旧約聖書のペリシテ人の姿を解き明かす 古代都市ガトの発掘調査

イスラエルのテル・アル=サフィ遺跡は、古代イスラエルの主要な敵として聖書に登場するペリシテ人の都市、ガトがあった場所として知られている。
発掘調査が現在進行中で、古代のペリシテ人の姿について、考古学的な成果から新たな事実が分かってきている。
現在のテル・アル=サフィ
毎年発掘が行われており、先日今年の調査が開始されたようだ。

約3000年前に、ペリシテ人は地中海岸周辺に居住しており、ガトは新たに開拓された都市だった。
この都市で最も有名な住民は、サムエル記にある羊飼いの若者ダビデの投石によって倒された巨人ゴリアテである。

2011/07/08

古代のイベリア人の宮殿が発見される スペイン・ハエン

1970年代初頭にスペインのハエンで発見されたイベリア人の居住地遺跡プエンテ・タブラス(Puente Tablas)の発掘調査で、400平方メートルに及ぶ2500年前のイベリア人の宮殿が発見された。
プエンテ・タブラスの発掘の様子
イベリア人は先史、古代からイベリア半島に住んでいた人々を指しており、古代ギリシャ・古代ローマの文献にその名称が現れている。

2011/06/11

文化財保護地域で埋蔵金狙いダイナマイトを使用 6人逮捕・ギリシア

北部ギリシアの警察が、埋蔵されている金を狙って、遺跡として保護されたエリア内でダイナマイトを使用した6人の男を逮捕した。

9日の報道では、犯人の内4人はギリシア人で2人はアルバニア人であり、8日に逮捕された。
場所はアテネから北へ700kmのところにあるカバラ(Kavala)市の近くであり、付近の山腹がダイナマイトで吹き飛ばされており、中から12mのトンネルが発見された。

2011/05/18

古代ギリシアの都市がロシアで発見される

調査の様子
ロシア南部、黒海沿岸のタマンで古代ギリシアの都市遺跡が発見された。
紀元前6世紀前後のものであるという。
大量の遺物が発見されており、遺跡の残存状況も良く、調査に当たっている考古学者を驚かせている。

発掘は都市の城塞を壊さないよう、慎重に行われている。
専門家によると、この遺跡は豊穣と農耕の女神ディミトラの神殿と推測されている。
しかし、遺物の多さから都市全体が含まれている様子である。


2011/05/02

ギリシア エレウシスで遺物の盗難被害

エレウシス遺跡
アテネの西にある古代ギリシアの小都市エレウシスの遺跡から、遺物が盗まれたと文化省が28日に報じた。

同省によると、盗難は4月15日の夜に行われた模様。具体的な情報は警察の指示によって伝えられていない。

エレウシスは古代ギリシアの重要な遺跡であり、女神デメートルの神殿の遺構が残っている。
博物館があり、5世紀にさかのぼる遺物が展示されている。

2011/04/15

トピック:現代でもソクラテスが通用する10の理由

ソクラテスがアテネの通りで彼の哲学を説き、雄弁に語ったのは今から2500年も前のことである。しかし、ソクラテスの言葉やアイデアは21世紀においても真実の響きを持っている。なぜだろうか?