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2013/01/09

スペインの骨董屋で盗掘品発見 店主は逮捕

スペイン東部の町エル・カンペロにある骨董品店で、紀元前2世紀の希少な壺が発見された。

盗掘によって取得された、極めて歴史的価値の高い遺物を受け取り、商品として扱ったということで、店主は逮捕された。

2012/12/28

マヤ暦「世界の終末の日」の騒ぎで遺跡に被害

「世界の終末の日」としてグアテマラの遺跡に集まった観光客によって、マヤ文明の大都市ティカルの石造神殿が被害にあった模様だ。
ティカルの神殿Ⅱ

遺跡のテクニカル・アドバイザーであるOsvaldo Gomez氏は「悲しいことに、多くの観光客が神殿Ⅱに昇ってダメージを与えてしまったようだ」と述べている。
「お祭りをするのはいいのだが、これが世界遺産であることを(観光客は)もっと自覚してほしい」とGomez氏。

2012/04/04

エジプトの「インディ・ジョーンズ」ザヒ・ハワス氏告発される

エジプトの「インディ・ジョーンズ」こと、ザヒ・ハワス氏(前考古省大臣)がアメリカ地理学協会(American Geographical Society)との間で1700万ドルに及ぶ不正取引があり、その資金を私的に利用した疑いで告発されたことを、エジプトの検察が報じた。
ザヒ・ハワス氏とクフ王のピラミッド CREDIT:Ahram Online
検察長官のAbdel Meguid Mahmoud氏は、ザヒ・ハワス前考古省大臣が公的な金を使用し、アメリカとオーストラリアで行われたツタンカーメンに関する展覧会のために考古遺物を不正に持ち出したとして糾弾した、とエジプトのアハラム・オンラインで報じられている。

2012/03/16

レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の作品 ついに発見か?

イタリアのヴェッキオ宮殿(フィレンツェ政庁舎)にある壁画の裏に、レオナルド・ダ・ヴィンチの「幻の壁画」が隠されている可能性が確認された。
ヴェッキオ宮殿の「500人大広間
ヴェッキオ宮殿の「500人大広間」にはジョルジョ・ヴァザーリの壁画「マルチャーノ・デッラ・キアーナの戦い」があり、その裏にダ・ヴィンチの「アンギアリの戦い」が隠されているのでは、という話は以前からもあり、実在の科学的解明に関する記事を、本紙でも以前に取り上げていた。

レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の作品 実在の科学的解明

壁画の裏に高性能カメラを通して調査した結果、実在する証拠を発見したという。

2012/02/06

地下鉄工事で発見された膨大な遺跡の数々 ギリシア・テッサロニキ

ギリシア、テッサロニキの地下鉄工事で、2000年以上の期間に渡る膨大な量の遺構と遺跡が発見されている。
発掘現場の一部 Credit: Greek Reporter
内容は金製品からベンチ、日々の生活に使われていた遺物、教会の遺構など様々だ。
この地域は紀元前4世紀にアレクサンドロス大王によって創建されて以来、現在にいたるまでコンスタントに居住が行われており、多種多様な文化、時代による歴史の「モザイク」が掘りだされたのである。

2011/09/30

呪われた「クロイソスの財宝」 トルコ

「クロイソスの財宝」はリディア王国をクロイソスが統治していた紀元前560年から前547年の遺物のコレクションである。
この財宝は1960年代の発見以後、壮絶な歴史をたどっており、呪われていると噂されるようになった。
財宝はトルコから密輸され、ニューヨークのメトロポリタン美術館で展示されていたが、法的な闘争の末トルコに返還された。
現在、「呪われた」財宝はまた別の論争の的になっており、現在トルコのウサク考古学博物館に展示されているものの、トルコの文化・観光省と博物館側では将来どこに遺物を展示するかで意見が一致していない。

2011/09/06

エジプト考古遺物の密輸が増加 税関や古美術商に注意喚起のための「レッド・リスト」作成へ

先日アメリカで3人が2000年前の古代エジプトの遺物をアラブ首長国連邦からアメリカに密輸したとして逮捕された。
この事件で密輸された遺物は、全部で250万ドルの価値があったという。

専門家らは、今回発見された密輸品は氷山の一角とみている。
カイロ・アメリカン大学のエジプト学教授で、古代エジプトの動物考古学の専門家であるSalima Ikram氏は、エジプトの様々な遺跡で密輸が横行しており、最後にはヨーロッパ、アメリカ、湾岸諸国の一部の考古遺物の密売業者の手に渡っていると述べている。

2011/08/09

イングランド全土の考古学マップ作製に着手 オックスフォード大学

オックスフォード大学考古学部はイングランド全土に及ぶ先史時代の考古学マップ作製に着手した。

「Portal to the Past」プロジェクトと呼ばれるもので、各地域の紀元前1500年前の青銅器時代から1086年のドゥームズデイ・ブックの時代まで1500年間にわたる情報をインターネットで閲覧することができる。
(ドゥームズデイ・ブックはイングランドを征服したウィリアム1世による検地の結果を記録した世界初の土地台帳)

プロジェクトを率いているChris Gosden教授は、歴史に関する検索内容で、地元の情報が祖先の情報に次いで人気があるという。
しかしながら、今のところキリスト教の教区で管理されている記録は1000年程前までしかわからない。

5年間のプロジェクトで、180万ポンドの費用が投じられる。
マップ作製のために全ての利用可能なデータをデジタル・アーカイブ化し、先史時代のイングランドに関する情報を可能な限り多く収集する予定。

2011/05/31

ヒッタイトのスフィンクス像をドイツからトルコへ返還

ハットゥシャのスフィンクス象
ベルリンにあるヒッタイトのスフィンクス像が、トルコに返還される。

このスフィンクス像は3000年以上前のもので、1934年以来ベルリンのペルガモン博物館にあったもの。この像がドイツとトルコの友好の証として返還されるという。

引渡しは11月28日に行われる。
この日は像が発見されたハットゥシャがユネスコの世界遺産に登録された25周年に当たる。

今後ドイツとトルコは博物館や考古学の活動で協力していくことを予定しており、この返還はその一連の活動の一部である。

2011/05/29

トピック:イギリスはアマチュア考古遺物収集家のパラダイス

イギリス・サフォークで発見された金貨(credit: Reuters/PAS)
イギリスでは、重要な考古遺物の登録件数が急増している。

2010年にはイギリス内で9万以上の考古遺物が博物館に記録された。
これは2009年の登録件数から36%増加したことになる。
その背景にはPortable Antiquities Scheme(PAS)という政府による計画があった。

Portable Antiquities Scheme(PAS)とは、「持ち運びできる考古遺物に関する取り決め」のことで、急増する一般人が発見した小さな文化財を記録するために、イギリス政府が運営しているボランティア計画である。
この計画は1997年に開始されたもので、イングランドとウェールズで実施されている。

2011/05/25

エジプト革命のドサクサにまぎれて現代の墓地を遺跡に建設 政府は撤去へ

新たに建設された墓地(背後はサッカラの階段ピラミッド)
今年1月25日のデモをきっかけに、エジプトのムバラク大統領が退陣に追い込まれたのは記憶に新しい。
デモのドサクサにまぎれて、カイロのエジプト考古学博物館には暴徒が乱入、展示遺物の一部が盗まれるという騒ぎがあった。
2月にデモは収束しているものの、遺跡の警備は手薄になっており、その後も文化遺産の盗掘・盗難が相次いでいた。

エジプトの考古省の大臣となった、エジプト人考古学者ザヒ・ハワス氏は、自身のブログで被害の状況についても伝えてきた。
ブログの先日の記事で、遺跡の近くに住んでいてる人々が、革命の混乱に乗じて、遺跡の上に現代の墓地を築いていることを報じた。

2011/05/24

トピック:青銅器時代から続く町がダムの底へ? トルコ・ハサンケイフ

ハサンケイフの風景
チグリス川沿いにある町は、青銅器時代から続いているものもあり、数々の国の興隆、旱魃、戦争、厳しい気候の変化の中でも生き残ってきた。

しかし、トルコ南東部バトマン(Batman)地方のチグリス川流域にあるハサンケイフが、ダム建設によって水没する恐れがあるという。
トルコ政府は南東アナトリアのダム開発を急いでおり、ダムが完成すればこの地域の川の水面レベルが60m上昇する。

ハサンケイフは、ローマ、ビザンツ、アッシリア、アラブ、モンゴル、オスマン・トルコなどの数々の文明による支配を受け、それぞれの文明の痕跡が今も町に残っている。
中世にチグリス川に架けられた橋は、当時としては最大のものであり、今も残っている。

2011/05/19

アメリカ・ルート66のモーテルを遺跡として保護する運動

ルート66の看板
アメリカ合衆国を横断する国道、ルート66()のモーテル「ブーツ・モーテル」が、商業考古学会(the Society for Commercial Archeology)の「10の危険にさらされている道沿いの場所」リストに加えられた。

ルート66はアメリカ合衆国中西部・南西部の8州を通り、イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結んでいた。全長3,755kmにおよぶ。アメリカの最初の国道の1つとして1926年11月11日に創設された。

ルート66は大陸を横断する国道として、アメリカ合衆国南西部の経済・産業の発展に大きく寄与した。20世紀中盤の映画や音楽などポップ・カルチャーの中にも多く登場し、多くの人々に愛された道であったことがうかがえる。

しかし、州間高速道路に取って代わられ、1985年に廃線となった。現在では、旧国道66号線(Historic Route 66)として、国指定景観街道(National Scenic Byway)に指定されている。

2011/05/17

ギリシア・デロス島の遺跡整備計画策定

デロス島の遺跡
ギリシアの聖なる島「デロス島」はギリシアの中でも特に重要な遺跡として、世界遺産にも登録されている。

このデロス島の復元と管理の事業が実施されることが正式に決まった。
1873年からこの島で発掘を行ってきた、フランスの考古学研究所による提案がギリシアの考古会議で受け入れられた模様。

デロス島はギリシア神話のアポロ神、アルテミス神の生誕地として、両神の神殿があり、聖地とされていた。
かつてはヘレニズム文化の宗教的、芸術的、商業的な中心地として栄えた。

2011/05/14

マオリ族のミイラの首 フランスからニュージーランドへ返還される

フランスにある、刺青が施されたマオリ族のミイラの頭部がニュージーランドへ返却される。
ミイラの返還には、現代のマオリ族による、先祖を本来の土地へ返すための長年の奮闘が背景にあった。

マオリ族の宗教的リーダーは返還を祝して伝統的な祈りを朗唱し、1875年以降ミイラの頭部「トイ・モコ(Toi Moko)」が保管されていたフランス・ルーアンの自然歴史博物館職員と、鼻をこすりつけ合ったという。
ミイラの首は、個人のコレクターが寄贈したものだった。
ミイラの首は戦闘で死んだマオリ族の戦士の頭と信じられており、ニュージーランドへ返却予定の16ある頭部の内の1つである。

2011/04/20

エジプト考古省ザヒ・ハワス氏 懲役は免除?

 エジプト考古省のザヒ・ハワス氏が1年間の懲役と罰金を受ける判決が出されたことは、本誌でも取り上げた(記事)。

これに対して、ハワス氏は自身のホームページに声明を出しており、それによれば懲役などの刑罰を受けないことが公的に認められたと主張している。以下は、ホームページに出された声明の内容。

2011/04/19

エジプト考古省 ザヒ・ハワス氏懲役1年

17日、エジプト考古省のザヒ・ハワス氏が土地争い関する判決の受け入れを拒否したため、1年間の懲役を宣告された。

エジプトの刑事裁判所によれば、ザヒ・ハワス氏は政府の役職を解任され、罰金1000エジプト・ポンドの支払いが命じられた。