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2013/01/09

スペインの骨董屋で盗掘品発見 店主は逮捕

スペイン東部の町エル・カンペロにある骨董品店で、紀元前2世紀の希少な壺が発見された。

盗掘によって取得された、極めて歴史的価値の高い遺物を受け取り、商品として扱ったということで、店主は逮捕された。

2012/12/28

マヤ暦「世界の終末の日」の騒ぎで遺跡に被害

「世界の終末の日」としてグアテマラの遺跡に集まった観光客によって、マヤ文明の大都市ティカルの石造神殿が被害にあった模様だ。
ティカルの神殿Ⅱ

遺跡のテクニカル・アドバイザーであるOsvaldo Gomez氏は「悲しいことに、多くの観光客が神殿Ⅱに昇ってダメージを与えてしまったようだ」と述べている。
「お祭りをするのはいいのだが、これが世界遺産であることを(観光客は)もっと自覚してほしい」とGomez氏。

2012/04/18

タイタニック号の残骸に残る遺体

1912年にイギリス・サウスサンプトンからニューヨークへ向けて出発したタイタニック号が沈没して、100年になる。
100年を経た今、タイタニック号はユネスコによる水中文化遺産として認められるようになった。
3600mの海底にある遺品の靴 Credit: AP Photo/Institute for Exploration, Center for Archaeological Oceanography/University of Rhode Island/NOAA Office of Ocean Exploration
タイタニック号の残骸がある場所には、まだ海底の泥の中に遺体が残っている可能性が指摘されている。

2012/04/04

エジプトの「インディ・ジョーンズ」ザヒ・ハワス氏告発される

エジプトの「インディ・ジョーンズ」こと、ザヒ・ハワス氏(前考古省大臣)がアメリカ地理学協会(American Geographical Society)との間で1700万ドルに及ぶ不正取引があり、その資金を私的に利用した疑いで告発されたことを、エジプトの検察が報じた。
ザヒ・ハワス氏とクフ王のピラミッド CREDIT:Ahram Online
検察長官のAbdel Meguid Mahmoud氏は、ザヒ・ハワス前考古省大臣が公的な金を使用し、アメリカとオーストラリアで行われたツタンカーメンに関する展覧会のために考古遺物を不正に持ち出したとして糾弾した、とエジプトのアハラム・オンラインで報じられている。

2012/03/26

第2次大戦で消えた北京原人の骨を求めて

中国・北京の近くにある周口店で、1929年に中国の考古学者が頭蓋骨を含む40体の骨を発見した。
骨はホモ・エレクトスのものであることがわかり、「北京原人(ホモ・エレクトス・ペキネンシス)」と呼ばれるようになった。
北京原人の頭蓋骨
近年の研究では77万年前のものと推定されており、これまでに発見された原人の化石群の中で最も多い資料となっている。
現在この周口店は世界遺産にも指定されている。
この北京原人の骨は、第2次世界大戦の時に消失してしまった。

2012/03/16

エジプトで盗掘者が生き埋めになる 10人が死亡

エジプト、ルクソールの北部にある村で、盗掘者が生き埋めになり、10人が死亡した。

レスキュー隊が遺体の救助を行った。
またこの事故で2名が怪我をしたという。

2012/02/27

1500年前の聖書外典がトルコで見つかっていた バチカンは調査許可を要請?

バチカンが、トルコの警察によって発見された1500年前の福音書外典の調査許可を要請しているそうだ。
問題の福音書外典は警察による密輸撲滅活動で発見されたもので、トルコのアンカラ民族学博物館に渡されていた。
発見された問題の文書
この文書はアラム語で記されていた。
アラム語はイエス・キリストが話していたと考えらている言語。
なんと、この文書は4000万トルコ・リラ(2012年2月27日のレートでは約18億円)相当の値がつけられている。

2011/09/30

呪われた「クロイソスの財宝」 トルコ

「クロイソスの財宝」はリディア王国をクロイソスが統治していた紀元前560年から前547年の遺物のコレクションである。
この財宝は1960年代の発見以後、壮絶な歴史をたどっており、呪われていると噂されるようになった。
財宝はトルコから密輸され、ニューヨークのメトロポリタン美術館で展示されていたが、法的な闘争の末トルコに返還された。
現在、「呪われた」財宝はまた別の論争の的になっており、現在トルコのウサク考古学博物館に展示されているものの、トルコの文化・観光省と博物館側では将来どこに遺物を展示するかで意見が一致していない。

2011/09/06

エジプト考古遺物の密輸が増加 税関や古美術商に注意喚起のための「レッド・リスト」作成へ

先日アメリカで3人が2000年前の古代エジプトの遺物をアラブ首長国連邦からアメリカに密輸したとして逮捕された。
この事件で密輸された遺物は、全部で250万ドルの価値があったという。

専門家らは、今回発見された密輸品は氷山の一角とみている。
カイロ・アメリカン大学のエジプト学教授で、古代エジプトの動物考古学の専門家であるSalima Ikram氏は、エジプトの様々な遺跡で密輸が横行しており、最後にはヨーロッパ、アメリカ、湾岸諸国の一部の考古遺物の密売業者の手に渡っていると述べている。

2011/08/14

地球温暖化による洪水が1000年続く寺院を襲う ネパール


ネパールの北西にあるフムラ地区の、さらに北西端にハルジという村がある。
村には1000年前からあるチベット仏教の寺院があり、世界遺産のポテンシャル・サイトとなっている。

しかし、この村は今年の6月30日に起こった氷河湖の決壊によって、400人もの住民が住むところを失ってしまった。
村に押し寄せた洪水の様子
午後4:30頃、谷の上方から大きな地鳴りが聞こえ、住人は家から避難した。
最初は、1ヶ月前に完成した堤防が荒れ狂う濁流を抑えていたが、水と大きな礫はすぐに堤防を乗り越えて村にとてつもない力で押し寄せた。

2011/08/05

トルコ・イスタンブールのバザールで遺物を販売 容疑者を逮捕

イスタンブールのグランド・バザールで400年前の写本と2000年前のローマ時代の皿を売ろうとしていた人物が逮捕された。
イスタンブールのグランド・バザールの風景
警察は81の写本とローマ時代の古代の皿5枚、ミンバー(モスクの説教壇)を覆う刺しゅうが施された布3枚を押収した。
中には400年前の手書きのコーランの写本もあった。

2011/07/21

世界屈指の古代遺跡に戦争の危機 リビア

リビアは5つの世界文化遺産を有し、古代ギリシア、ローマの極めて残存状態の良い遺跡に恵まれている。
この古代遺跡の保存修復・復元作業を行う国際的なプロジェクトが立ち上げられているが、2011年に始まったリビア騒乱が行く手を阻んでいる。

リビア北東部のシャッハート村は最近反政府デモがあった場所であり、現在反政府軍の支配下にあると言われている
ここはキュレネと呼ばれる古代ギリシアの植民都市がかつてあったところで、リビアおよび地中海世界においても群を抜く巨大な遺跡が残っている。
リビア東部は「キレナイカ」と呼ばれることがあるが、これは古代都市キュレネの名にちなんでいる。
キュレネ遺跡

2011/07/19

革命のドサクサで盗難された遺物が一部戻る エジプト・カンターラ


エジプト北部にある東部カンターラで、今年1月の反政府デモのドサクサに紛れて博物館から盗難された遺物群が見つかった。

考古省のザヒ・ハワス博士によると、22の遺物が発見されており、ヒクソス時代の土器やプトレマイオス朝時代の青銅製の硬貨5枚などが含まれていた。
発見された土器群
カンターラ博物館はスエズ運河から近いイスマイーリア市の近郊にある。
今年の1月28日に盗難が行われた模様。
これまでに約300の遺物が戻ってきている。その多くは、良識ある市民によってもたらされた。

Press Release: Seized Artifacts

ラベル「古代エジプト」、「被害」を含む記事

2011/07/15

ギリシアのオリンピア崩壊の原因は巨大津波だった 新説の登場

ギリシアのペロポネソス半島にある古代都市オリンピアは有名なゼウス神殿がかつてあった場所であり、古代ギリシアのオリンピック競技の開催地であった。
このオリンピアはこれまで地震と河川の氾濫によって崩壊したとこれまで考えられてきたが、実は内陸部にまで及ぶ津波が繰り返し押し寄せたのが崩壊の原因である、という説が提出された。
ドイツ隊によるオリンピア発掘の様子
オリンピアの津波による崩壊説は、ドイツのヨハンネス・グーテンベルグ大学地理学研究所のAndreas Vött教授によるもの。
Vött教授とその研究チームは、過去11000年間の地中海東部の沿岸部で起こった古代の津波を研究しており、そのプロジェクトの一環としてオリンピア遺跡で調査を行った。
教授の報告では、地形学的、堆積学的な見地から、オリンピアとその周辺は津波によって破壊されたことが示されているという。

2011/07/10

イラクでの考古遺物の不法取引がテロリストの資金源に

イラク戦争で盗難されたアダド・ニラリ王の石碑
CNNにイラクでの考古遺物の不法取引を調査したMatthew Bogdanos氏の話があった。
興味深い内容なので、以下に原文から日本語訳したものを記載する。

「考古遺物の不法な取引は麻薬や武器の密輸、人身売買と並んで世界的に蔓延しているが、それほど語られることはない。
私は2003年にアメリカ海軍大佐としてイラクの対テロ作戦に従軍した際、ボランティアとしてイラクの国立博物館で遺物の略奪について調べていた。

私の経験から言えるのは、考古遺物の不法取引はこの地域のテロ活動の収益源になっているということだ。

2005年に我々が捕らえた武器の輸送船には、それがテロリストのものであれ反政府グループのものであれ、考古遺物も積まれていた。
トラックや洞窟、建造物、その他の隠れ場所にも携行式ロケット弾とともに古代の石碑や像が入れられた箱が見つかることもあった。

2011/06/17

崩壊の危機に瀕するピラミッドを21世紀の技術が守る

サッカラの階段ピラミッド
南ウェールズの会社が21世紀の技術を用いて、紀元前2700年のピラミッドの修復を行っている。

サッカラにあるジェセル王の階段ピラミッドは、エジプトで最古のピラミッドである。
このピラミッドが、1992年の地震後、崩壊の危機に瀕している。

シンテック社はホワイトハウスやウィンザー城の構造的問題に対して、ソリューションを提供してきた実績がある。
今回の4700年前のピラミッドに対しても、この先の4700年間も残り続けることができるよう、対策を講じているという。

2011/06/11

文化財保護地域で埋蔵金狙いダイナマイトを使用 6人逮捕・ギリシア

北部ギリシアの警察が、埋蔵されている金を狙って、遺跡として保護されたエリア内でダイナマイトを使用した6人の男を逮捕した。

9日の報道では、犯人の内4人はギリシア人で2人はアルバニア人であり、8日に逮捕された。
場所はアテネから北へ700kmのところにあるカバラ(Kavala)市の近くであり、付近の山腹がダイナマイトで吹き飛ばされており、中から12mのトンネルが発見された。

2011/05/25

エジプト革命のドサクサにまぎれて現代の墓地を遺跡に建設 政府は撤去へ

新たに建設された墓地(背後はサッカラの階段ピラミッド)
今年1月25日のデモをきっかけに、エジプトのムバラク大統領が退陣に追い込まれたのは記憶に新しい。
デモのドサクサにまぎれて、カイロのエジプト考古学博物館には暴徒が乱入、展示遺物の一部が盗まれるという騒ぎがあった。
2月にデモは収束しているものの、遺跡の警備は手薄になっており、その後も文化遺産の盗掘・盗難が相次いでいた。

エジプトの考古省の大臣となった、エジプト人考古学者ザヒ・ハワス氏は、自身のブログで被害の状況についても伝えてきた。
ブログの先日の記事で、遺跡の近くに住んでいてる人々が、革命の混乱に乗じて、遺跡の上に現代の墓地を築いていることを報じた。

2011/05/24

トピック:青銅器時代から続く町がダムの底へ? トルコ・ハサンケイフ

ハサンケイフの風景
チグリス川沿いにある町は、青銅器時代から続いているものもあり、数々の国の興隆、旱魃、戦争、厳しい気候の変化の中でも生き残ってきた。

しかし、トルコ南東部バトマン(Batman)地方のチグリス川流域にあるハサンケイフが、ダム建設によって水没する恐れがあるという。
トルコ政府は南東アナトリアのダム開発を急いでおり、ダムが完成すればこの地域の川の水面レベルが60m上昇する。

ハサンケイフは、ローマ、ビザンツ、アッシリア、アラブ、モンゴル、オスマン・トルコなどの数々の文明による支配を受け、それぞれの文明の痕跡が今も町に残っている。
中世にチグリス川に架けられた橋は、当時としては最大のものであり、今も残っている。

2011/05/02

ギリシア エレウシスで遺物の盗難被害

エレウシス遺跡
アテネの西にある古代ギリシアの小都市エレウシスの遺跡から、遺物が盗まれたと文化省が28日に報じた。

同省によると、盗難は4月15日の夜に行われた模様。具体的な情報は警察の指示によって伝えられていない。

エレウシスは古代ギリシアの重要な遺跡であり、女神デメートルの神殿の遺構が残っている。
博物館があり、5世紀にさかのぼる遺物が展示されている。