問題の福音書外典は警察による密輸撲滅活動で発見されたもので、トルコのアンカラ民族学博物館に渡されていた。
発見された問題の文書 |
アラム語はイエス・キリストが話していたと考えらている言語。
なんと、この文書は4000万トルコ・リラ(2012年2月27日のレートでは約18億円)相当の値がつけられている。
2010年、トルコ南部で密輸団が警察に逮捕された。
密輸団が扱っていた遺物は問題の文書とともにアンカラの裁判所に保管されていた。
つい最近になって、その文書がアンカラの民族学博物館に手渡されたそうだ。
文書は、皮でできたページが、皮によってつなぎとめられている。
この文書の複写でさえ、300万~400万トルコ・リラの値がつくという。
トルコのスター誌は、これはバルナバ文書ではないかと推測している。
バルナバ文書はイスラム教によってオリジナルの福音書とされているが、キリスト教側では後に外典として排除していた。
バルナバ文書の現存する最も古い複写は16世紀のもので、イタリア語とスペイン語で書かれている。
バルナバ文書は新約聖書正典である4つの福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)には加えられていない。
バルナバ文書は正典にあるイエスの言行録とは矛盾する内容が含まれている。
そしてイスラム教の教えにあるイエス像と強い類似を示していると言われている。
内容にはイスラム教の教義と通じる部分が多くあり、イエスによるムハンマド誕生の予言まで含まれているのだ。
1500-year-old gospel kept in Ankara excites Vatican, report claims
ラベル「聖書」、「史料」を含む記事
0 件のコメント:
コメントを投稿