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2012/04/06

人間に解体された?1万年以上前のマンモス発見

シベリアの北極海沿岸で発見された子どものマンモスに、人間によって解体された痕跡があることが分かった。
発見されたマンモス「ユカ」 Credit: F Latreille/Mammuthus/MCE
良好な保存状態で発見されたこのマンモスは、「ユカ(Yuka)」と名付けられた。
少なくとも1万年前のもので、この地域の人間活動との関わりを示す遺体は初の事例だという。

2012/02/15

古代エジプトの聖地アビドスで動物のミイラを大量に発見

古代エジプトの王朝を通じて「聖地」とされていたアビドスで83体もの動物のミイラが発見された。
その他にも、王の彫像などが出土している。
アビドスの風景(ウンム・エル=カアブ)

これらの発見は、カナダ・トロント大学のMary-Ann Pouls Wegner教授が率いる調査隊によるものである。
教授らはアビドスで倉庫と推測されている建造物の発掘を行っていた。
建造物の壁は厚さが2mもあり、そのデザインから宗教活動に関連していたと考えられている。
わずかに残存していた碑文には、セティ1世の名前が残っていた。
セティ1世は新王国時代第19王朝の2代目のファラオであり、紀元前1300年頃にエジプトを支配していた。

2011/10/24

ネアンデルタール人はなぜ短足だったのか?

ネアンデルタール人の足は現代人よりも短いことが分かっているが、多くの研究者は寒冷な気候が原因と結論づけていた。
ドイツ・エルクラートにあるネアンデルタール人の像
しかしネアンデルタール人の短い足は、彼らが住んでいた山がちな地形を歩くのにはむしろ便利だった、ということがジョンズ・ホプキンス大学の研究者によって明らかにされた。
足の短さと山がちな環境を結びつけることで、その他の多くの動物にみられる手足のプロポーションについても説明することができるという。

2011/09/05

中国西周時代の墓から馬と戦車がほぼ完全な状態で出土


中国の河南省、洛陽で周王朝時代の墓から木製の戦車と馬の遺体が発見された。
馬と戦車が埋められた4つの穴が発見されており、紀元前770年に年代づけられるという。

穴からは西周時代初期の青銅器と土器が良好な保存状態で出土した。
1974年に陝西省西安市臨潼区で発見された有名な兵馬俑坑に比べればはるかに小さいものだが、盗掘者に荒らされておらず、まったく手つかずの状態で発見された。

2011/08/31

9000年前にはすでに馬が家畜化されていた? アラビア半島の遺跡で発見

アラビア半島で9000年前の馬の家畜化の痕跡を示す遺跡が発掘された。
アル・マカルという遺跡から発見されたもので、馬の家畜化が初めて行われたのは5500年前の中央アジアだと言われていたため、それよりも3500年も古いことになる

2011/08/10

スーダンの古代都市メロエで最古の建造物を発見 初期の宮殿か

世界遺産となったスーダンの古代都市メロエで、建造物の遺構が発見された。
発見された構造物は一部しか明らかになっていないが、おそらく古代の王宮と思われるもので、後世の王宮の下から発見された。
この構造物は、これまでにメロエで発見されている建造物の中でも古い段階のものだという。
CREDIT: Royal Ontario Museum

メロエは2000年間にわたってナイル川流域に栄えたクシュ王国の首都であった。
クシュ王国は紀元前8世紀から紀元後4世紀にかけて栄え、一時はエジプトを含め、ナイル川流域の地中海沿岸部からアフリカ中央部にかけて支配した強大な国だった。
クシュ王国の王は古代エジプト第25王朝のファラオとして君臨し、紀元前671年にアッシリアのエサルハドン王によって追い出されるまで、約1世紀にわたってエジプトを支配した。
メロエの人々はピラミッドを築いており、メロエ文字と呼ばれる、現在でも完全には解読されていない文字を用いていた。

2011/08/07

イヌと人間の最初期の関係 シベリアで発見された3万年前のイヌの頭蓋骨が語る

シベリア・アルタイ山脈にある洞窟で33000年前の保存状態良好なイヌ科の頭蓋骨が発見された。
イヌの人間による家畜化に関する証拠でこれまで見つかっている中でも最初期のものになる。ロシアを中心とする考古学者の国際的チームが発見した。
発見されたイヌの頭蓋骨
頭蓋骨は氷河期のピークより少し前のものであり、現代のイヌやオオカミとは異なっている。
鼻の大きさはグリーンランドで発見された1000年前の完全に家畜化されたイヌと変わらないが、大きな歯は31000年前のヨーロッパの野生のオオカミに似ていた。

2011/06/18

人間の排泄物からわかる古代ローマ人の生活 ヘルクラネウム遺跡

ヘルクラネウムの通り
イタリアのヘルクラネウム遺跡で、2000年前のローマ人が古代の下水に残したものから、彼らの生活を解き明かそうとする試みが行われている。

ヘルクラネウムは現在のイタリア南部・カンパーニャ州エルコラーノに位置しており、紀元後79年にポンペイをはじめとする諸都市を破壊したヴェスビオ火山の噴火によって埋没した遺跡である。

ヘルクラネウムの保存プロジェクトに参加している専門家達は、古代の下水の発掘を行っており、そこは古代ローマの遺跡の中でも最も有機遺物が豊富な堆積であることを発見した。

排泄物の層が火山の泥の層の下に何世紀にも渡って保存されており、古代ヘルクラネウムに住んでいた人々の食生活や健康を知る新たな手掛かりになるという。

2011/05/03

現存する馬で最古の種・遺跡から発見される イラン

北部イラン、マーザンダーラン州のゴハル・テペ遺跡で、カスピアンもしくはマーザンダーラン馬として知られる馬の遺体が発見された。
カスピアン馬は現存する種では最古のものである。

遺体は後期青銅器時代から初期鉄器時代に年代付けられる墓地から発見された。
現在のカスピアンの先祖にあたる、もっとも古い証拠になるという。


2011/04/21

ガゼルを絶滅に導いた古代の壁 シリア、テル・クラン遺跡

中東の乾燥地で先史時代の狩猟採集民が、野生のガゼルの群れを追いこむ壁を築いて狩猟を行い、結果としてこの地域のガゼルの絶滅に追い込んだ可能性が報じられている。

捕殺されたガゼルの大量の骨が、シリア北西部、ハブール川流域のテル・クラン(Tell Kuran)遺跡から発見された。
ここでは1930年代から重要な考古学的発見が報告されるようになっており、6000年前の100体に及ぶガゼルの骨の層が最近発見された。

2011/04/13

エジプトの地下迷宮 大量の生後間もない子犬のミイラ発見

エジプトの砂漠の地下迷宮の発掘で、主に犬とジャッカルによる何万もの動物の遺体が発見された。驚くべきことに、多くは生後1日から数時間で殺され、ミイラ化されたようである。

犬のカタコンベとして知られるこの場所は紀元前747~730年頃のものであり、古代エジプトのジャッカルの頭をした墓の神アヌビスに捧げられたものである。