エジプトとフランスの共同調査隊が、ルクソールで紀元前2700年に年代づけられる石造の門の遺構を発見した。
遺構はヌビア(現在のスーダン)出身の王がエジプトを支配していた時期のもので、シャバカ王のものとわかった。
Credit: AFP/HO/SUPREME COUNCIL OF ANTIQUITIES |
「古代エジプト第25王朝のもので、これほどいい状態で発見されたのは初めて」と共同調査隊のエジプト側の主任Mansur Boraik氏は語っている。
門にはシャバカ王がマアト女神とアメン・ラー神へ供物をささげる場面の彩色レリーフがあった。
調査隊はプタハ神殿の石造りの周壁も発見している。
プタハ神殿はもっと前の中王国時代の神殿があった位置に建てられており、シャバカ王によって修復されたもの。
シャバカ王は宗教的建造物の修復に多大な貢献をしていたという。
共同調査隊は次の冬にこの神殿を一般にオープンし、シャバカ王の門も公開することを予定している。
カルナック神殿はこれまでにも数多くの調査が行われた遺跡だが、この発見から見ても、まだまだ隠れた遺構が眠っているようだ。
Treasury gate unearthed in Luxor
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