2011/06/27

メキシコ・パレンケの未発掘のピラミッドに小型カメラを入れて撮影

墓内部の写真
未発掘のマヤのピラミッドに小型のカメラを入れ、内部の様子が撮影された。
ピラミッドは1500年前のもので、内部には赤色に塗られた壁画、土器やヒスイと真珠層によって飾られた被葬者の覆いの一部などが確認された。

場所はメキシコのチアパスにあるマヤの古代都市パレンケで、ピラミッド内部に墓があることが1999年に発見されていた。
被葬者はマヤの王と考えられる人物で、紀元後431年から550年の間に生きていた。
この墓は今もなお考古学者による発掘調査が行われていない。

ピラミッドにある小さい穴から、約5m下へリモートコントロールが可能なカメラを下ろし、まだ荒らされていない状態の墓内部の撮影に成功したのである。



ピラミッドの外観

考古学者Martha Cuevas氏によれば、この墓がパレンケの支配者の一人である可能性があり、おそらくは王朝の創始者の1人だったのではないか、と述べている。
墓内部の土器
漆喰の上に描かれた壁画

パレンケは1952年にヒスイの仮面をまとった7世紀の王パカル(在位615年~683年)の埋葬が発見されたことで有名。
1987年には「古代都市パレンケと国立公園」として世界遺産に登録された。

Tiny camera reveals inside of ancient Mayan tomb
(写真も上記リンクから引用)

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