2011/07/30

猫のレリーフが刻まれたオルメカ文明の巨大な石を発見 メキシコ

メキシコ、モレロス州のチャルカツィンゴ遺跡で、重さ1.5トンに及ぶレリーフが刻まれた巨大な石が発見されたと、国立考古・歴史研究所(INAH)が報じた。
2800年以上前のオルメカ文明のものだという。
発見されたレリーフ Credit: DMC INAH/ M. MARAT
石は高さ1.5mあり、今年の4月に発見されていた。
チャルカツィンゴ遺跡の北側にある斜面で、この場所で発見された巨石を保護するための壁体と屋根を建設する際に見つかったという。
石には3匹の猫が座った姿で横向きに刻まれており、渦巻状の文様で囲まれている。
レリーフは11の断片から復元され、今年の5月から6月にかけて専門家による修復が行われた

チャルカツィンコ遺跡は1930年代に発掘が開始され、これまでに41に及ぶ記念碑的建造物が発見されており、そのうちの4つは猫が描かれている。
オルメカ文明の民はこの地域に、先古典期中期にあたる紀元前800年から500年にかけて居住していた。
猫はオルメカ文明では恐れられ、崇拝されていた動物だった。

オルメカはアメリカ大陸で記念碑的建造物や彫像を残した初めての文明であると言われている。
オルメカ文明は紀元前1800年から紀元後400年まで栄え、現在のベラクルス州とタバスコ州に相当する地域に居住していた。

Mexican Archaeologists Find 2,800-Year-Old Monument

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