2011/07/18

メキシコで新たに67の遺跡を確認


メキシコ南部のオアハカ州の山間部で、新たに67の先スペイン期とスペイン植民地時代の遺跡が確認された。

国立人類学・歴史研究所(The National Institute of Anthropology and History:INAH)によれば、そのうちのいくつかの遺跡は紀元前1000年にまでさかのぼるという。
写真はオアハカにある世界遺産モンテアルバン遺跡

調査は現在遺跡の位置記録、写真記録、土器の表面採集だけが行われており、本格的な発掘調査は行われていない。

発見された中には宗教的センターと思われる遺跡、10の先スペイン期の球技場、洞窟の岩絵、スペインからもたらされたガラス・ビーズなどがあった。


オアハカはメキシコの中でも特に文化的に多様な地域として知られている。
少なくとも16の異なる文化を持った人々がおり、16世紀のスペインによる統治を経ても、古来の自分たちのライフスタイルをかなりの部分で維持し続けていた。

メキシコには数多くの世界遺産があるが、オアハカ州では「オアハカの歴史地区とモンテアルバンの考古遺跡」として知られる世界遺産がある。
モンテ・アルバンは紀元前500年頃から紀元後800年頃まで反映した祭祀センターであった。
遺跡全体のひろがりは42キロ平方メートルに及ぶが、中央広場をかこむ東西200m、南北300mの範囲に主な神殿や、天体観測所(建造物J)、球戯場などがある。
1987年に世界遺産に登録された。

67 new archaeological sites found in Oaxaca, Mexico

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