2012/03/17

産経ニュースの記事:貞観地震前後の関東で起きた大地震

平安時代の貞観11年(西暦869年)5月26日に起きた貞観地震は陸奥国東方沖の海底を震源域として発生した巨大地震であり、津波による被害も甚大であった。マグニチュードは8.3以上であったと推測されており、2011年3月11日に起きた東日本大震災との類似が指摘されていた。

この地震の前後に、関東地方で大地震があった記録が残っていることが、MSN産経ニュースに掲載されていた。
【過去からの警鐘 埋もれた巨大地震】


1つは弘仁9年(西暦818年)の地震で、推定マグニチュードは7.5以上。
上野国(現在の群馬県)で大きな被害があった記録が残されており、地盤が液状化し、地下の水と砂が地表に噴き出す「噴砂」が起きたと思われる記述があるそうだ。

2010年には埼玉県深谷市の皿沼西遺跡で噴砂によるものと考えられる痕跡が発見されている。

もう1つは元慶2年(西暦878)年の地震で、同様にマグニチュード7級の地震だった。
相模国分寺では仏像が破損し、同国分尼寺は崩壊した記録が残っている。

東日本大震災後に、首都直下の地震の危険性が報道されている今の日本だが、同じ歴史が繰り返さないようにすることを願うばかりだ。



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