2012/01/30

失われたメロエ王国時代の宮殿を再発見 スーダン

スーダンのヴァド・ボン・ナガという町の近くにある遺跡で、チェコの調査隊がメロエ王国時代の神殿を再発見した。
遺跡はハルツームから130km北にある。
19世紀初頭にヨーロッパの旅行者が神殿の遺跡を見ていたのだが、その後砂漠に埋もれてしまっていたという。
写真は同じ地域で2011年に行われたアマニシャケトの宮殿の発掘のもの Credit: Prague Post

チェコ隊はヌビアのライオンの神アペデ・マクの図像が描かれた印章の指輪、古代エジプトの神オシリスの小像、メロエ文字が描かれたい石や砂岩の石材の一部を発見したという。チェコ隊によるヴァド・ボン・ナガ地域での発掘は3年に及ぶ。

メロエ王国期は紀元前4世紀から紀元後4世紀にまたがる。
紀元前後に巨大な王宮と少なくとも5つの神殿が建設された。住人は25000人いたと推測されている。

チェコ隊は以前にも紀元前1世紀にメロエを統治したアマニシャケト(Amanishakheto)女王の宮殿を発見していた。
前回の調査では宮殿の保存修復と復元のための作業も実施した。宮殿はメロエ王国時代の宮殿の中でも最も残りが良いと言われている。

Czech archaeologists discover long-lost temple in Sudan



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